喘息ってどんな病気？

喘息は肺の中にある気道が炎症してしまうことで、咳や痰、喘鳴、息苦しさなどの症状を引き起こす病気です。このページでは喘息の症状や原因、治療法などを紹介します。軽く考える方も多いですが喘息は死に繋がることも多い危険な病気です。

喘息の病巣となってしまう気道は空気(息など)の通り道です。
健康な状態であれば十分な広さが確保されているのですが、炎症が起きると気道の周りの筋肉などが腫れてしまい、気道が狭くなってしまいます。
気道が狭くなると呼吸のために必要な空気の通りが悪くなるため、喘鳴、息苦しさなど呼吸に関する症状が現われます。

喘息の治療は気道の炎症を収め、狭くなった気道を拡張することを目的としています。しかし、気道の炎症が治まるためには長い時間が必要になり、治療期間中であっても発作も起こってしまうため、発作に対するお薬も必要になります。
発作に対してはアスタリンインヘラーなど吸入タイプのお薬が広く使われ、発作の症状を軽減、または発作を起こりにくくする効果があります。

喘息の発作は生活習慣である程度予防することが出来ます。
喫煙や飲酒は発作を誘発するおそれが高いので、治療期間中は控えることをおすすめします。風邪やインフルエンザなどの感染症は炎症を悪化させるおそれがあるため、体調管理に気を付けることで発作のリスクを下げることができます。